- AIエージェント
- AIエージェントとは、指示を一つずつ待つのではなく、決められた手順を最後まで自分で実行する仕組みのことです。受け取る、処理する、書き戻すまでを一続きで行います。
会議は終わっても、仕事は終わりません。
録音は残る。議事録は誰かが書く。決まったことは、書いた人の記憶の分だけ正確に伝わります。
拠点が分かれていれば、そこに時差と言語が重なります。「あの件は誰が持っているのか」を確認するだけで、翌週まで待つことになります。
私たちが組むのは、その間を埋める仕組みです。判断は人に残し、受け渡しの部分だけを機械に移します。確認が必要な箇所には、確定の前に人の目が入ります。
5つの段階
ひとつずつ独立しているため、途中で止まっても、そこから再開できます。
受領
会議の録音とカレンダー情報を受け取り、出席者と議題に紐づけます。
書き起こし
音声をテキストに変換します。外部に出せない場合は、自社設備で動かす構成にします。
氏名の照合
漢字、ひらがな、ローマ字で書かれた同一人物を、社員名簿と突き合わせて一つにまとめます。音声認識が返す同音異字も、ここで正します。この段階を省くと、担当者欄が信用できなくなります。
日本語で最も効く工程抽出
決定事項、宿題、期限、担当を取り出します。確定の前に、一覧で人が確認できる形にします。
書き戻し
社内のナレッジや業務システムに反映します。以後、その内容は検索の対象になります。
何を組み合わせるか
音声認識
自社設備での実行に対応します。稼働中の会議案件では、この理由からお客様のハードウェア上で動かしています。
名簿との突き合わせ
社員名簿を正とし、表記のゆれと同音異字を吸収します。一致しない場合は推測せず、確認に回します。
抽出の規則
決定、宿題、期限、担当。型を決めておくことで、あとから集計や検索ができる形になります。
人の確認
確定の前に一覧で見せます。訂正した内容は次回以降の精度に反映されます。
書き戻し
Microsoft 365、社内データベース、ナレッジ基盤へ。接続口がないものは、ファイル連携や画面操作で取り込みます。
記録
どの段階で何が起きたかが残ります。これがないと、後からの原因追跡ができません。
向く場合と、そうでない場合
会議が多ければ必ず見合う、というものではありません。
| 状況 | 適した選択 | 理由 | 私たちの勧め |
|---|---|---|---|
| 定例会議が週に数回 | エージェント化 | 議事録の作成と共有に人手がかかっている | 典型的な適用場面 |
| 月に数回程度 | 見送り | 構築と運用の手間が見合わない | まず書式の統一から |
| 判断基準が明確 | 業務ルールの自動化 | 言語モデルは判断をぼかす | モデルを使わずに実装 |
| 録音を外に出せない | 自社設備での稼働 | 音声認識も社内に置ける | オンプレミス構成 |
| 拠点が複数言語 | 多言語対応の構成 | 表記と言語のゆれが精度を下げる | 照合の工程を独立させる |
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4つの段取り
まず1種類の会議から始めます。そこで前提が正しいかが分かり、以降の判断材料になります。
開始前に現状を測ります。測っていなければ、あとから効果を示せません。
現状の把握
どの会議に、どれだけの手間がかかっているか。
型を決める
抽出する項目、確認を挟む場所、書き戻す先。
構築
段階ごとに組み、試験環境で通します。
並行運用
従来のやり方と並行で回し、精度を確認してから切り替えます。