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費用の考え方 · 見積りの読み方

同じ要件なのに見積りが3倍違う

相見積りを取ると、桁は同じでも倍以上ひらくことがあります。どちらかが不当なのではなく、含めているものが違うだけという場合がほとんどです。何が金額を動かしているのかを、先にお伝えします。

固定価格3つに分けて発注ソースコードをお渡ししますユーロ建て
5つ
費用を決める要因
データ・接続・精度・運用・規制
4段
見積りの精度
概算から確定まで
2週間
確定見積りまで
要件が固まってから
0円
初回の見立て
最初の面談で
AI開発の費用
AI開発の費用とは、モデルの利用料ではなく、データの整備、既存システムとの接続、精度の検証、運用の引き渡しにかかる工数の合計です。機能の数ではほとんど決まりません。
01 前提

開いているのは金額ではなく、範囲です。

同じ要件書を三社に渡しても、返ってくる金額はそろいません。安いほうが良心的で、高いほうが吹っかけている、という話ではないことがほとんどです。

安い見積りには、たいてい何かが入っていません。既存システムとの接続、例外データへの対応、引き渡し後の手順書、保守。どれも後から必ず必要になるもので、そのときに別途の請求が立ちます。

高い見積りが正しいという意味でもありません。判断できる状態にするには、何が入っていて何が入っていないかを、同じ粒度で並べる必要があります。

費用は懸念の上位
日本企業が生成AIの導入で挙げる懸念のうち、「ランニングコストがかかる」と「初期コストがかかる」はいずれも上位に入ります。金額そのものより、何がその金額を決めているのかが見えないことが問題になります。
出典:総務省「令和7年版 情報通信白書」2025年7月、企業におけるAI利用の現状。soumu.go.jp
02 要因

費用を動かす5つ

機能の数ではありません。実際に工数を食うのは、この五つです。

01

データの状態

整った資料がそろっているのか、書式がばらばらで、紙が混ざり、古い版が残っているのか。ここが最も金額を動かします。要件を変えなくても、データの実態を見た時点で見積りが変わることがあります。

書式重複版の管理
02

接続する先の数

基幹システム、文書管理、グループウェア。一つと五つでは工数がまったく違います。認証の方式、権限の考え方、呼び出し回数の制限まで見ないと読めません。実務で最も外しやすい部分です。

認証権限制限
03

求める精度

9割で足りる業務と、9割9分でないと使えない業務があります。後者は検証にかかる工数が桁で増えます。どこまで必要かを決めるのは、技術ではなく業務の側の判断です。

検証例外業務判断
04

運用の担い手

引き渡したあと、誰が触るのか。社内で回すなら手順書と研修が要ります。こちらで持つなら保守の費用が乗ります。どちらが安いかは、使う頻度と社内の体制で変わります。

手順書研修保守
05

規制への対応

欧州に拠点があり、そこで動かすなら文書が要ります。GDPRの処理記録EU AI Actの技術文書です。日本国内だけで完結するなら、この分は乗りません。

処理記録技術文書
06

動かないもの

画面の数や機能の数は、思ったほど費用に効きません。既にあるものを並べ替える作業だからです。見積りで機能数を数えても、実態はつかめません。

機能数画面数
03 精度

見積りは4段階で締まっていきます

最初から確定した数字は出せません。出せると言う相手がいたら、そこは確認したほうがよい場所です。

段 1

概算

最初の面談でお伝えします。幅は広く、上と下で3倍ほど開くこともあります。それでも、桁が合っているかどうかは分かります。

面談で無償
段 2

見立て

実際のデータと接続先の資料を拝見したあとです。幅は2倍程度まで縮みます。ここで進めない判断をされる方もいます。

資料を見てから
段 3

確定見積り

要件が固まってから2週間ほどで出します。固定価格です。見積りを超えた分は当方の責任で吸収します。ここから発注の判断をしていただきます。

固定価格
段 4

変更

途中で要件が変わったら、その差分だけを別に見積ります。黙って進めて後から請求することはしません。金額に納得できなければ、変更しない選択もできます。

差分のみ
04 条件

私たちの決め方

価格の決め方
固定価格です。時間単価ではありません。想定より時間がかかっても、金額は変わりません。
分割
3つに分けて発注できます。各段階の終わりで止められ、そこまでの成果物はお渡しします。
通貨と役務の場所
契約はユーロ建てで、役務はドイツで提供します。為替の変動は貴社側のご負担になります。
ソースコード
お渡しします。引き渡し後にどこへ改修を頼むかは自由です。囲い込む作りにはしません。
含まないもの
サーバーの利用料、外部サービスの従量課金、貴社側の作業工数。見積書に別立てで明記します。
規模の目安
これまでの案件は5,000ユーロから始まり、規模によっては六桁に達します。小さく試すこともできます。
初回
無償です。30分から1時間で、概算と、そもそも作る価値があるかどうかをお伝えします。
05 確認事項

どの会社に頼むにしても

見積書を並べるときに、この5つをそろえて聞くと比較できるようになります。私たちに聞いていただいても構いません。

  • 何が含まれ、何が含まれませんか。接続、例外対応、手順書、研修、保守。項目ごとに。
  • 要件が変わったときはどうなりますか。差分見積りですか、それとも都度の精算ですか。
  • ソースコードは渡されますか。渡されない場合、あとで別の会社に頼めません。
  • 保守はいくらですか。本体が安くても、保守で回収する設計になっていることがあります。
  • 引き渡し後、他社に引き継げますか。使っている技術が一般的なものかどうかを見ます。
06 よくある質問

費用について:よくある質問

概算だけでも教えてもらえますか。+
お伝えします。これまでの案件は5,000ユーロから始まり、規模によっては六桁に達します。最初の面談で、貴社の要件がその幅のどのあたりに来るかをお出しします。上と下で3倍ほど開くこともありますが、判断材料としては足ります。資料を拝見できれば、その幅は2倍程度まで縮みます。
なぜユーロ建てなのですか。+
弊社はドイツの法人で、役務もドイツで提供しているためです。契約はユーロ建てになり、為替の変動は貴社側のご負担になります。ご要望があれば、契約時の為替を見積書に併記します。
時間単価ですか、固定価格ですか。+
固定価格です。要件が固まった段階で金額を確定し、想定より時間がかかっても金額は変えません。時間単価だと、こちらが早く終わらせる理由がなくなってしまうためです。
途中で要件が変わったらどうなりますか。+
差分だけを別に見積ります。金額をお伝えして、進めるかどうかを決めていただきます。黙って作業を進めて、あとからまとめて請求することはしません。変更しないという選択も、そのつど選べます。
ソースコードはもらえますか。+
お渡しします。引き渡し後にどこへ改修を頼むかは自由です。特殊な仕組みで囲い込むことはせず、一般的な技術で作ります。他社に引き継げる状態にしておくことは、私たちの側の責任だと考えています。
保守は含まれますか。+
開発の見積りには含まれず、別の契約になります。金額は最初の見積りの時点でお伝えします。本体を安く見せて保守で回収する形は取りません。社内で運用できるようになった時点で、保守を終えていただいても構いません。
補助金は使えますか。+
制度によります。海外の事業者への発注が対象外となる制度もあるため、申請の可否は貴社側でご確認ください。技術面の説明資料が必要であれば、申請に使える形で用意します。
相見積りの比較を手伝ってもらえますか。+
できます。他社の見積書を拝見して、何が含まれていて何が含まれていないかを整理します。その結果、他社のほうが合っていると判断すればそう申し上げます。判断材料が足りないまま決めるより、そのほうが後の手戻りが少なくて済みます。
AI開発の費用の相場はいくらですか。+
相場という言い方が成り立ちにくい領域です。同じ「問い合わせ対応の自動化」でも、対象が月30件か3,000件かで工数が変わります。私たちの案件は5,000ユーロから始まります。金額そのものより、その金額に何が含まれているかを比べてください。
契約は準委任ですか、請負ですか。+
固定価格の請負です。成果物と引き渡しの条件を先に決め、その範囲で仕上げます。要件が動く前提の案件では準委任が合うこともあります。どちらが向いているかは、要件がどこまで固まっているかで決まります。
07 関連ページ

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次の一歩

作りたいものを聞かせてください。桁だけでもお伝えします。

30分あれば概算は出せます。作らないほうがよいと思えば、その理由とともにお伝えします。

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