同じ要件なのに見積りが3倍違う
相見積りを取ると、桁は同じでも倍以上ひらくことがあります。どちらかが不当なのではなく、含めているものが違うだけという場合がほとんどです。何が金額を動かしているのかを、先にお伝えします。
- AI開発の費用
- AI開発の費用とは、モデルの利用料ではなく、データの整備、既存システムとの接続、精度の検証、運用の引き渡しにかかる工数の合計です。機能の数ではほとんど決まりません。
開いているのは金額ではなく、範囲です。
同じ要件書を三社に渡しても、返ってくる金額はそろいません。安いほうが良心的で、高いほうが吹っかけている、という話ではないことがほとんどです。
安い見積りには、たいてい何かが入っていません。既存システムとの接続、例外データへの対応、引き渡し後の手順書、保守。どれも後から必ず必要になるもので、そのときに別途の請求が立ちます。
高い見積りが正しいという意味でもありません。判断できる状態にするには、何が入っていて何が入っていないかを、同じ粒度で並べる必要があります。
費用を動かす5つ
機能の数ではありません。実際に工数を食うのは、この五つです。
データの状態
整った資料がそろっているのか、書式がばらばらで、紙が混ざり、古い版が残っているのか。ここが最も金額を動かします。要件を変えなくても、データの実態を見た時点で見積りが変わることがあります。
接続する先の数
基幹システム、文書管理、グループウェア。一つと五つでは工数がまったく違います。認証の方式、権限の考え方、呼び出し回数の制限まで見ないと読めません。実務で最も外しやすい部分です。
求める精度
9割で足りる業務と、9割9分でないと使えない業務があります。後者は検証にかかる工数が桁で増えます。どこまで必要かを決めるのは、技術ではなく業務の側の判断です。
運用の担い手
引き渡したあと、誰が触るのか。社内で回すなら手順書と研修が要ります。こちらで持つなら保守の費用が乗ります。どちらが安いかは、使う頻度と社内の体制で変わります。
動かないもの
画面の数や機能の数は、思ったほど費用に効きません。既にあるものを並べ替える作業だからです。見積りで機能数を数えても、実態はつかめません。
見積りは4段階で締まっていきます
最初から確定した数字は出せません。出せると言う相手がいたら、そこは確認したほうがよい場所です。
概算
最初の面談でお伝えします。幅は広く、上と下で3倍ほど開くこともあります。それでも、桁が合っているかどうかは分かります。
面談で無償見立て
実際のデータと接続先の資料を拝見したあとです。幅は2倍程度まで縮みます。ここで進めない判断をされる方もいます。
資料を見てから確定見積り
要件が固まってから2週間ほどで出します。固定価格です。見積りを超えた分は当方の責任で吸収します。ここから発注の判断をしていただきます。
固定価格変更
途中で要件が変わったら、その差分だけを別に見積ります。黙って進めて後から請求することはしません。金額に納得できなければ、変更しない選択もできます。
差分のみ私たちの決め方
どの会社に頼むにしても
見積書を並べるときに、この5つをそろえて聞くと比較できるようになります。私たちに聞いていただいても構いません。
- 何が含まれ、何が含まれませんか。接続、例外対応、手順書、研修、保守。項目ごとに。
- 要件が変わったときはどうなりますか。差分見積りですか、それとも都度の精算ですか。
- ソースコードは渡されますか。渡されない場合、あとで別の会社に頼めません。
- 保守はいくらですか。本体が安くても、保守で回収する設計になっていることがあります。
- 引き渡し後、他社に引き継げますか。使っている技術が一般的なものかどうかを見ます。
費用について:よくある質問
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作りたいものを聞かせてください。桁だけでもお伝えします。
30分あれば概算は出せます。作らないほうがよいと思えば、その理由とともにお伝えします。